当院の予防歯科の特徴
歯科衛生士が担当制で行っています。施術ご希望の場合は予防歯科として、ご予約をお取りください。
施術専用チェアを2台用意しております。診療室の端にあり、3面に壁があるためほとんど個室状態です。
あなたのプライベートでリラックスした時間をお約束します。
きれいで健康的な歯を手にいれてください。
予防歯科で行うこと
①口腔内のチェック
まずは虫歯や歯周病がないか、お口全体のトラブルの有無を細かくチェックしていきます。
その際に歯周ポケットの深さを測り、歯周病の有無・進行度も確認します。
このチェックによって、普段のセルフケアが十分行えているかどうかもわかります。
②歯石除去(歯石取り)
口腔内の細菌によって作られる歯垢(プラーク)が石灰化してできる歯石は、セルフケアでは取ることができません。
プラークが歯石になってしまった場合は、歯科医院で専門的な器具を用いて除去してもらう必要があります。
「スケーラー」という器具を用いて、歯茎に付着している歯石から、歯周ポケットの深くに付いている歯石までを、きれいに取り除くことができます。
どのぐらいの頻度で
歯石除去(歯石取り)すべきなの?
個人差はありますが、1〜6ヶ月に1回程度の頻度での歯石除去をおすすめしております。
一般的に歯石の付着が軽度の場合は、処置の痛みもほとんど感じず、簡単に取り除くことが可能です。
長期間放置していると、歯周病も進行し、処置に痛みが伴うようになってしまいます。
歯石除去(歯石取り)は自分でも
できるの?
「歯石除去は自分でもできるの?」という質問をよく受けますが、ブラッシングなどのセルフケアでは歯石は取り除くことができません。
歯科医院にて専用器具を用いた処置が必要となります。
歯石除去(歯石取り)の値段は?
保険適応の範囲内で月3,000〜4,000円程度です。
レントゲン撮影などの検査費用は、別途費用がかかりますのでご注意ください。
③歯のクリーニング
(PMTC:Professional Mecanical Tooth Cleaning)
歯をきれいに保つ方法として、PMTCという方法があります。
PMTCとは「Professional Mechanical Tooth Cleaning」の略で、歯科医院で受けることができる歯の専門的なクリーニングのことです。
セルフケアでは落とし切れない汚れをきれいに除去し、口腔内を清潔に保つことができるようになります。
PMTCの効果は?
- お口の中の細菌数を減らすことができます。
- 歯石がつきにくくなります。
- ステイン汚れ(色素性の沈着物)をきれいに落とせます。
- クリーニングしてからフッ素を塗ることにより、歯の表面が強化され、ツルっとした感触を得られます(結果には個人差が生じます)。
④ブラッシング指導
自分ではきれいに磨けているつもりでも、意外と磨き残しはあるものです。
当院では、患者さまお一人おひとりのお口に最適なブラッシング方法を指導させていただきます。その際に使ってみたいケア用品や、歯磨きの方法など、気になることがあればお気軽にお声がけください。
⑤フッ素塗布
高濃度フッ素を歯の表面に塗布することで、虫歯に負けない強い歯を作ります。
フッ素によって歯の再石灰化、歯質の強化を促すことができます。
効果は永久ではないので、定期的な塗布をおすすめしております。
⑥シーラント
虫歯になりやすいとされている奥歯の溝を守るために、フッ素配合の歯科用プラスチックで覆う予防方法です。
特に生え初めの6歳臼歯に効果的です。
予防歯科の流れ
Step1歯周病検査、
虫歯チェック
歯周病と虫歯のチェックを行います。
Step2歯磨き指導
歯を磨いていない人はほとんどいないと思いますが、歯垢の磨き残しがない人も少ないのが現実です。
歯垢は細菌の塊で、むし歯や歯周病の原因となる細菌がうようよしています。
自己流でしていると、みがけていないところはずっと汚れがたまりますので、専門家である歯科衛生士の適切な指導を受けることをお奨めします。
PRINIA紹介
従来の歯ブラシのみではとれない歯垢も、音波ブラシを適切に使用することにより、取り除けることがわかってきました。
当院では、数ある音波ブラシのなかでも現在はプリニアをお奨めしております。
患者さまのオーラルケアをよりレベルアップさせるために、リニア音波振動の技術を取り入れた歯科医院専用の音波振動歯ブラシです。
ポイントみがきに最適な「ワンタフトブラシ」もご用意。
さらに低研磨性でフッ素を配合した「音波&電動歯ブラシ用歯みがきペースト」も標準装備するなど歯科医院専用のこだわりを持っています。
染め出し液紹介
当院で販売している染め出し液です。
ご自宅でもきちんと歯ブラシ出来るかの確認がしやすいです。上手な歯ブラシの仕方をマスターするため、是非ご使用ください。
Step3歯石除去
歯茎が腫れるなどの歯周病の原因となる歯石を専用の機械で取り除きます。
Step4PMTC
歯の着色やヤニを取ることはもちろんのこと、歯をツルツルにして、歯石・歯垢が付きにくくします。
歯ブラシなどの使い方
間違った歯ブラシの選び方、使い方は歯や歯茎に悪影響を与えます
毎日行う歯磨き。毎日繰り返すことですから、歯磨きのポイントを知った上で行うのと、ただ何気なく行うのとでは、お口の健康状態に大きな差が出てきます。ここでは歯ブラシの選び方から使い方など、歯を長く健康に保つために知っておきたいことについてご紹介します。
歯ブラシはどんなのを
選ぶのが良い?
「ふつう」か「やわらかめ」
を選びましょう
歯ブラシの硬さは、「かため」だとしっかり磨けるような気がするかもしれませんが、歯や歯茎を傷めやすいので、通常は「ふつう」を選ぶと良いでしょう。歯茎に炎症が起こっている場合などは、「やわらかめ」の方が痛みを感じにくく、無理なく磨くことができますので、お好みで選ぶと良いでしょう。
ヘッドは大きすぎないもの
を選びましょう
歯ブラシのヘッド(毛束)は大きい方が一度にたくさん磨けるような気がするかもしれません。ですが、大きな毛束は隅々まで歯ブラシの毛先が届きにくいため、隅々まで届きやすい小さめのものがおすすめです。
歯ブラシの使い方
1鉛筆を持つように持ちましょう
まずは歯ブラシの持ち方が大事です。
歯ブラシは手の平全体で持つのではなく、鉛筆を持つように持つと、歯に異常なダメージがかかりにくくなります。
2鏡を見ながら順番を決めて
磨きましょう
特にコツがつかめるまでは、鏡を見て行うのがオススメです。
漠然と磨くと、同じ側ばかりたくさん磨く、ということになりかねないため、左奥・前歯・右奥歯というように順番を決めて磨くと良いでしょう。また、噛む面→舌側→頬側のように、それぞれを分けて磨きましょう。
3歯と歯茎の境目は、歯ブラシを
45度の角度で当てましょう
歯の側面を磨く際は、歯と歯茎の境目を重点的に磨きましょう。
この部分はプラークがたまりやすく、虫歯や歯周病の好発部位です。そのため、この部分を確実に磨けるように、歯と歯茎の境目は、歯ブラシを45度に傾けて、毛先を歯茎の中に若干入れ込むような気持ちで磨くと良いでしょう。
41〜2本ずつ磨くつもりで
小刻みに歯ブラシを
動かしましょう
一回の動作で何本も磨くのではなく、できれば1〜2本ずつ磨くような感じで横に細かく動かして磨きましょう。
5歯ブラシを歯に押し付けない
ようにしましょう
プラークは軽い力で落とすことができます。歯ブラシを押し付けても効果が高まるわけではなく、むしろ歯や歯茎を傷めますので、気をつけましょう。歯ブラシの毛先がぐにゃっとしならない程度で十分に磨けます。
歯磨き基礎知識
歯ブラシの交換の頻度
歯ブラシは、背面から見た時に毛先がはみ出して見えるほど開いたら交換しましょう。そのような状態で使っても歯磨きの効率が落ちてしまいます。もし毛先が広がらなくても、衛生面を考えて1ヶ月毎くらいには交換することをオススメします。
歯磨き粉について
フッ素入りのものは歯を強化する効果が期待できます。ただし、歯磨き粉に過剰な期待はしないようにしましょう。歯磨きはあくまでも補助的な役割にしか過ぎず、一番大事なのは歯ブラシがきちんと汚れを機械的に落とすことです。そのような意味では歯磨き粉は必ずしも使う必要はなく、もしフッ素などの薬効を期待して使用するならばごく少量(小豆大程度)で十分です。
電動歯ブラシの時の歯磨き粉は
研磨剤の入っていないものを
使いましょう
電動歯ブラシはパワーがありますので、研磨剤入りの歯磨き粉は避けた方が無難です。そのため、研磨剤の入っていないジェル状や液体状のものを使うと良いでしょう。
電動歯ブラシってどうなの?
電動歯ブラシと言っても色々なタイプのものがあります。ただ歯ブラシのヘッドが動いて機械的に汚れを落とすもの、音波や超音波の力で汚れを落とすもの、などです。電動歯ブラシに関しては専門家の間でも好みが分かれるところではありますが、音波や超音波のものの方が、歯に強い力がかかりにくく、また、効果的に汚れが落とせると言われています。
電動歯ブラシの方がよく磨けると
一概には言えません
ただし、電動歯ブラシならば普通の歯ブラシよりもうまく磨ける、ということではなく、電動歯ブラシでも正しい磨き方ができていなければ、パワーが強い分、歯により大きなダメージを与えることにもなりかねません。そのため、いずれにしても、歯科医院で正しい歯磨きの指導を受けておくことをおすすめします。
歯ブラシ以外の清掃用具
歯ブラシだけよりも、汚れの除去率が大幅にアップします。
歯と歯の間は歯ブラシだけで落とすことができないため、歯間ブラシやデンタルフロスを使用しましょう。研究によれば、歯ブラシだけだとどんなに丁寧に磨いても6割程度の汚れしか落とせないのに対し、他の清掃用具を併用することで9割程度にまで汚れ除去率がアップするということがわかっています。
歯間ブラシ
ご自身に合ったサイズのものを使用しましょう。
歯の間のサイズに合った太さの歯間ブラシを選び、ブラシの先で歯肉を傷つけないように歯肉に沿ってゆっくりと挿入し、ブラシの毛先が歯の面に当たっているか確認しながら前後に5,6回細かく動かして清掃してください。無理に通すと、歯肉が傷ついてしまうので、サイズ・使用部位に関してはスタッフに聞いてください。
歯間ブラシのお手入れ方法
一般的な歯間ブラシは使い捨てではなく、再使用が可能です。使用後の歯間ブラシは歯ブラシと同じように水でキレイにすすぎ洗いし、乾燥しやすい場所に保管してください。ブラシの毛先が乱れてくると、汚れが落ちにくくなったり歯肉を傷つけたりする恐れがあるので交換してください。
デンタルフロス
歯と歯の間を片側の歯面に沿ってのこぎりを引くようにゆっくりと動かしながら挿入します(勢いよく入れると歯肉を傷つけますので注意してください)。
隣り合った歯面の片方にまずフロスを押し付け、2~3回上下に動かし、清掃します。もう一方の隣り合った歯面も同じように清掃します。
デンタルフロスの使い方にもコツがありますので、一度歯科医院で正しい方法の指導を受けることをおすすめします。
毎日のケアをどんなに丁寧に行っても、汚れが取り切れない場所というのは出てきてしまいます。そのため、歯の健康を保つために、定期的に歯科医院でのクリーニングを受けるようしましょう。