歯並びは自力で治すことが
できるの?
「歯並びが気になるからちょっとでも改善させよう」と思い、自力での矯正を考える方がいらっしゃいます。
しかし残念ながら、歯並びは自分で治すことは不可能です。
一部では、毎日指で押すことで出っ歯が改善したなどの話はありますが、ごく稀な症例であり、リスクの方が大きいと考えられます。
歯は硬い顎の骨から生えているため、変な方向に無理に力を入れることで、矯正どころか、歯を失うトラブルに発展する危険性があることをご理解ください。
割りばしやゴムを使って
治せるって聞いたけど…
「セルフ矯正」をインターネットで調べると、割り箸やゴムを使った矯正方法が散見されます。
まず、これらの方法によって矯正が成功することは、ごく稀だとお考えください。
もちろん、様々な条件が重なることで、この方法でも歯並びの悪化を防げるケースもあるかもしれませんが、自己判断で行うのは非常に危険です。
ご自身のお口に合ったトレーニングや、正しい治療を受けることで、安心してきれいな歯並びを作ることができます。
自己流の矯正を試すのではなく、必ず歯科医院へ相談しましょう。
自力で矯正する4つのリスク
歯の寿命が短くなる
通常の矯正では、小さな力をかけることで歯を動かしていきます。
自己流の矯正では力の加減が難しく、不適切な力が加わることにより、歯や顎の骨に余計な負担を強いることとなります。
結果として歯の寿命が短くなるリスクが生じます。
歯並びが悪くなる
通常の矯正治療では、歯科医院において専門知識を有した歯科医師が、緻密な計算のもと治療計画を立てて歯並び・噛み合わせを治療します。
そのため自己流の矯正方法を行うことで、お口の中の自然な歯並びがかえって乱れることが考えられます。
顎関節症、頭痛、肩こりなどの不調の原因となる
自己流の矯正によって歯並びや噛み合わせがずれてしまうと、筋肉のバランスが崩れ、肩こり、頭痛を感じやすくなります。また、顎関節症のリスクも上昇していきます。
お口は毎日使う部位なので、重症化してくると日常生活にも大きな影響をおよぼす危険があります。
歯が抜ける危険がある
自己流の矯正では最悪の場合、歯が抜け落ちてしまう危険があります。
抜け落ちた部分には別途、入れ歯やブリッジ、インプラントといった治療が必要となり、本来必要なかった余計な費用と時間がかかってしまいます。
歯並びを治したい方は
まず歯科医院へ相談を
以上のように、歯並びは自力では改善することは困難です。
ごく一部の成功談を鵜呑みにするのではなく、それによって生じるデメリットをよく理解しておきましょう。
歯並びを治したいとお考えの方は、何よりもまず矯正治療をご検討ください。
大阪府堺市の飯田歯科では、専門スタッフによる相談も行っておりますので、是非、お気軽にご相談ください。